mclean-chanceの「鯔背でカフェオーレ」

ジャズ以外の音楽について語るブログです。生暖かく見守ってください。

男泣き!

The Band 『Music from Big Pink』 19世紀末のアメリカからやってきたのではないかという風貌(リーヴォンを除くメンバーは全員カナダ人ですが)。 ロック史に燦然と輝く名盤。 あのエリック・クラプトンがクリームでの活動に嫌気がさしていた時にこのアルバ…

混血と雑食がアメリカの強みでした。

Joe Bataan 『Afropofilipino』 (salsoul) ジョー・バターンの全盛期を代表する1枚。 A面はニューヨークで活躍するスタジオミュージシャンが一同に会しての録音で、B面はややメンバーは地味とはいえ、西海岸らしいユルさが汪溢する、ロサンジェレスでの録…

和みの傑作。というのはあるのですね。

John Sebastian 『Tarzana Kid』 ラヴィン・スプーンフルを呆気なく脱退してしまったジョン・セバスチャンの1974年のソロ作。 オッ、すごいマンドリンがうまいなあ。と思ってパーソネルを見てみたら、ライ・クーダー(笑)。 そりゃうまいわけですが、この作…

Led Zeppelinは誰がなんと言おうとロックンローラーなのね。

Led Zeppelin『Presence』 もはや説明不要の4人。わからない人はグーグルで調べてね。 名曲「アキレス最後の戦い」の入ったZeppの後期のアルバム。この伝説的なバンドはもう腐るほど論じられているので、今更、新しい事実などないと思いますが、私がこのバ…

意外と聞き応えありますぞ。

Japan『Tin Drum』 邦題は直訳の『ブリキの太鼓』ですけども、フォルカー・シューレンドルフの映画(原作はギュンター・グラス)を表現したのではなくて、共産趣味とファンクネスと東洋へのエキゾを融合するという、他に類例をみない自閉的妄想音楽となって…

このバンドはもっと活動して欲しかったなあ。。

Lovin' Spoonful『Daydream』 タイトル曲はバンド名を知らなくても一度は聴いたことがあるほどの名曲。 それしても、これほど短命に終わってしまった事が惜しまれるバンドもないですね。 原因が麻薬がらみであった事がホントに残念です。。 ラヴィン・スプン…

いきなりシベリウスです(笑)。

シベリウス、交響曲第3番パーヴォ・ベルクルント、ヘルシンキ・フィル(EMI) シベリウス。実は20世紀の作曲家でした。 シベリウスは90歳を越える長命な人でしたが(第2次世界大戦後まで存命でした)、交響曲は7曲しか作曲しませんでした。 そのシベリウスの…

70年代ど真ん中!

Rufus featuring Chaka Khan『Rufusized』 チャカ・カーンの、のびのびとした屈託のないヴォーカルは、明らかに時代が変わったなあ。という事を感じさせますね。 アメリカが暗く沈まざるを得なかったヴェトナム戦争が収束(というか、アメリカがヴェトコンに…

キュートな名作!

NRBQ『Tiddly Winks』 昔は「世界で最も過小評価されているロックバンド」とか言われてましたけども、まさか、ロックファンでこのバンドを知らないなんて事はないよね(笑)? NRBQはいつでもキュートでキャッチーでどこかトホホでホロッとくる音楽を演奏し…

コレでようやくマトモなステレオ盤になりました。

The Beatles『Help!』 今更ながら、ビートルズの歴史とかを云々するつもりは毛頭ありませんし、そう言う事には全く疎いです。 ビートルズは、アルバムを聴く。という付き合い方しかしてませんね。 というか、ほとんどのミュージシャンに、私はそうやって接し…

とにかく「いいアルバム」としか言いようがない。

Donald Fagen『Nightfly』 こう政治家の傍若無人を毎日見れられると、ココロが荒んでくるんですけども(政治家の皆さま、ホントに大変だと思いますよ)、そんな皆さまのココロのオエイシスになる事必定の音楽が本作でございます。 スティーリー・ダンの片割…

怖いくらいに不穏な傑作!

Jazz Dommunisters 『Cupid & Batailles, Dirty Microphone』 うわわわ(笑)。 もうすごいとしか言いようがない。 デビュー作『ドミュニストの誕生』も驚愕の作品ですけども、少し間を置いた本作は、もう全く予想できなかったような作品でありました。 リリ…

現在は2 in 1で購入できるので、1950〜60年代のウルフの変遷がよくわかります!

Howlin' Wolf『The Real Folk Blues』『More Folk Blues』(chess) マディ・ワーターズと並ぶシカゴ・ブルースの巨人。 ものすごい巨漢とダミ声に特徴のあるキャラがとにかく強烈な人でしたが、実はものすごく真面目な人だったみたいです。 本作は、チェスが…

ロックにおける贅沢。

Maria Muldaur『Waitress in a Donut Shop』 それにしても参加ミュージシャンの豪華さ! ベニー・カーター、ハリー・スイーツ・エディスン、レイ・ブラウン、ニック・デカロ、ジェフ・マルダー、エイモス・ギャレット、デイヴィット・グリスマン、ローウェル…

追悼クリス・コーネル。。

Soundgarden『down on the upside』 なんとなく「お別れ感」があるジャケットではあります。 クリス・コーネルが突然亡くなったのは、ホントに驚きました。 もうロックはほとんど関心の中心ではないので、サウンドガーデンが再結成していた事すら知らなかっ…

快楽的アルバム。

Taj Mahal『Music Fuh Ya'』 ああなんて気持ちがいいんだろう。以上感想終わり。 実はコレしかないのである(笑)。 ムガル朝の皇帝が亡き妻のために作った壮麗な廟を芸名にするという、なんとも人を食ったミュージシャン(日本で言ったら、「大阪城」とか「…

J. ガイルズ追悼。

The J. Geils Band『The J. Geils Band』 なんの予備知識もなく聴いた時の衝撃はものすごいものがありましたね。 マジック・ディックの歌いまくるハープ、細かい技とかはどうでもよいJ ガイルズのギター、そして、ピーター・ウルフのいい具合によれた歌声が…

ブルース・スプリングスティーン好きな人には納得の1枚!

マイッタ! モロ、私のストライクゾーンど真ん中! バックバンドが、Eストリート・バンドしているではありませんか! 「Eストリートバンド」がなんだかわからない人は、ブルース・スプリングスティーンの『Born to Run』というアルバムを聴くこと! どうです…

アメリカを強くしていたのは、混血である事を痛感する名盤。

Joe Bataan『Salsoul』 最近のジョー・バターン。 フィリピン人とアフリカ系アメリカ人の混血という、ニューヨークのような人種のごった煮を象徴するようなジョー・バターンの1970年代の代表作の1つ。 不勉強で、ニューヨークのラテン・コミュニティの音楽…

クリス・デイヴだけで買いです。

John Legend『Darkness and Light』(columbia) 目ざといな。と思いました(笑)。 クリス・デイヴ(drms)、ピノ・パラディノ(b)、カマシ・ウォーシントン(ts)を起用するとは。 まあ、それだけ、グラスパー一派の与えた衝撃は大きかったのですね。 カニエ・ウ…

Dr. Johnを知らないなんて事はないよね?

Dr. John『Creole Moon』『N'awlinz: Dis Dat or D'Udda』 2017年現在も現役で旺盛な活動をしている、最早、ニューオリンズの生き証人のような立場となったDr.ジョンですが、2001年という、アメリカが神経症を発症し、そのを原因をイラクやアルカイーダなど…

彼らの怒りは未だに有効である。

Rage Against The Machine『Evil Empire』 ヤバいジャケットですよね、コレ(笑)。 レイジ・アゲンスト・ザ・マシーンの2枚目にして、最高傑作。 まず驚くのは、バンドのサウンドが前作と比べて、作り込みが相当すごくなっているにもかかわらず、むしろ、…

からの竹内まりあです。

竹内まりや『Longtime Favorites』 1960年代のポップスのカヴァーのみを収録した、実に肩の力が抜けたアルバム。 山下達郎と大瀧詠一のデュエットがそれぞれ一曲ずつ入っているのが目玉ですが、それが仮になかったとしてもこのアルバムは傑作と言ってよいで…

突然、ベートーヴェン!

Beethoven piano sonata no.8 op.13「Paghétique」, no.21 op.53「Waltstein」, no23 op.57「Appasionata」 Piano : Claudio Arrau ベートーヴェンのピアノソナタを80歳をゆうに超えたアラウが改めて挑んだ録音ですが(残念ながら、全曲録音の前に亡くなりま…

この頃のEWFが好きですね。

Earth, Wind & Fire『That's The Way of The World』 画像には入りきりませんけども、9人編成のバンドでした。ヴォーカル2、ギター2、キーボード1、ベイス1、ドラムズ1、パカシュン1、サックスorフルート1が基本で、ほぼ全員がパカシュンを担当してます…

もうスターになる準備は既に整っていた。

David Bowie『Hunky Dory』 一般的には『Ziggy Stardust』での爆発前の作品として、地味な扱いを受けるアルバムですけども、この2つのアルバムにそんなに劇的な違いは実はないんですよね。 でも、音楽的には評価が全然違っているというところに、デイヴィッ…

トータルの音作りのすごさに驚いた。

Peter Gabriel『Peter Gabriel(melt)』 ジャケットがこれまた秀逸! ピーター・ゲイブリエルのソロ作は4作目まで自分の名前が書いているだけで何のタイトルもついてないのでとても困ります(笑)。 日本盤は「2」、「3」、「4」と便宜上つけるんですが、そ…

奇跡だった。

King Crimson『In The Court of The Crimson King』 Personnel ;Robert Fripp(g),Ian McDonald(reeds, woodwinds, keyboards, mellontron, vibes, vo),Greg Lake(b, vo),Micheal Giles(drms, percs, vo),Peter Sinfield(words, illusions) ジャケットもロッ…

コレは最高傑作ではありません。

The Beatles『Sgt. Pepper's Lonely Heart Club Band』 説明不要のロックバンド。 とにかくバケモノのように売れまくったアルバムで、ものの本などを見ると、「ビートルズ最高傑作!」なんて事が書いてあるんですね。 なものですから、根が素直な私はCDをタ…

必聴!

布谷文夫『悲しき夏バテ』 数少ない布谷のアルバムの中でも、コレは特筆すべき大傑作。 楽曲、編曲、演奏、どれをとっても素晴らしい。 アメリカ西海岸のロックと比べても遜色ない。というのは、全くお世辞ではない。 布谷のヴォーカルの凄さは、ちょっと唖…

ポップスによるアウトサイダーアート!

Raymond Scott『Manhattan Reseach inc.』 20世紀のアメリカのポピュラーミュージックに大きな功績を残したレイモンド・スコットが自分のスタジオ、「マンハタン・リサーチ」で密かに作り続けた電子音楽が21世紀になって突然公表されたのですが、その質、量…

オーストラリアから出てきた怪物。

Hiatus Kaiyote『Choose Your Wepon』 たったの4人でやってるのも驚異的です。 オーストラリアからものすごいバンドが出てきたものであります。 私のオーストラリアの印象と言えば、マッドマックス、クロコダイル・ダンディ、そして、AC/DCくらいなもので、…

恐るべき子供たち

CRCK/LCKS『CRCK/LCKS』 クラックラックス(と読みます)のデビューミニアルバム。 と言っても、30分もあるので、なかなかに聴き応えあり。 メンバーが凄腕ばかりで驚いてしまいますが、ものんくるのリーダーの角田隆太(ベイス)、dCprGにも参加し、ソロア…

衝撃的なデビュー作!

Rage Against The Machine『Rage Against The Machine』 90年代に最も衝撃を与えたロックバンドの1つであろう、レイジ・アゲンスト・ザ・マシーンのデビュー作。 ザック・デ・ラ・ローチャのヴォーカルは完全にラップであり、コレを時にはターンテーブルの…

初めて聴いた時の衝撃は忘れられない。

Date Course Pentagon Royal Garden 『Report from Iron Mountain』 『アイアンマウンテン報告』という、伝説の奇書をタイトルとする、デートコース・ペンタゴン・ロイヤルガーデン(現dCprG)の第1作。 「近々戦争が来る!」という菊地成孔の予感と菊地雅…

モハメド・アリ追悼

James Brown『Star Time』 1991年に発売された、4枚組のボックスで未だに現役の商品。 1956年から84年までの録音を年代順に網羅した作品で、コレを聴けばJBについての大枠はわかるというとても優れたボックスで、コレを超える作品は今後も出てこないでしょう…

組み合わせの妙ではおっつかない!

Kip Hanrahan 『Tenderness』キップ・ハンラハン。このアルバムが出てもう、25年以上も経つのか。と思うと感慨無量ですね。私が初めて聴いたキップ・ハンラハン/アメリカン・クラーベのアルバムですが、コレまで聴いてきた音楽とはテイストが相当違っていて…

暴動!

Eddie Palmieri『Recorded Live at Sing Sing』エディ・パルミエリサルサはそんなに詳しくないですが、これはもう興奮のルツボ!ニューヨークの郊外にある、シンシン刑務所でのライヴなのですが、暴動寸前のような観客の盛り上がりがすさまじい。何しろ観客…

ヒップホップはネクストレベルに移ったね。

Kendrick Lamar 『To Pimp A Butterfly』ケンドリク・ラマー昨年出たヒップホップでは、群を抜いて素晴らしい出来で驚いてしまった。グラスパーをバックにラップする人は遅かれ早かれ出てくると思ってましたが、目ざといといか(笑)、両者の接近がこれほど…

今聴いても驚くべきアルバム。

Donny Hathaway 『Extension of A Man』オープニングからしてオーケストラ。というかなり前代未聞のアルバムですが、コレがドニー・ハサウェイの最後に発表された作品となってしまいました。ドニーの余りにも痛ましい死もあってか、アメリカ本国ではかなり間…

ボズのアルバムで一番いいのはコレ。

Boz Scaggs 『Slow Dancer』現在でも優れたアルバムを作り続け、いい歳の取り方をしているボズですが、やっぱりコレが一番好きですね。『シルク・ディグリース』が余りにも売れ過ぎてしまい、一時期活動が停滞してしまいましたが、これはそうなる前のアルバ…

大傑作!

The Special AKA『In The Studio』スペシャルズが方向性の違いから、呆気なく空中分解した後に、ジェリー・ダマーズを中心に結成されたスペシャルAKAによって出された、とんでもないアルバム。スペシャルズをスカだけでなく、様々な曲をやっていこうと提案し…

ジャコの最高の仕事はコレ!

Joni Mitchell『Hejira』 名作。 冒頭のジャコ・パストウリアスのベイスの「コーン」という、なんというか、澄み渡った空を突き抜けていくような音が、ジョーニのヴォーカルと絡むことで起こる無上の快感。 私は、このジョーニ・ミチュルとの一連のアルバム…

コレは盲点!

V.A.『The Lovers Rock Story~ The Best Of The Early Years』イギリスに存在した「ラヴァーズ・ロック」というレーベルで発表されたシングルのコンピレーション。1970年代のイギリスでは、レゲエが大流行し、とりわけ、ボブ・マーリは熱狂的に受け入れられ…

ライダーズファンの方、すいませんね。

Moon Riders『カメラ=万華鏡』ムーンライダーズのファンは相当いるので、とても書きにくいのですけども、私は正直いうと、今ひとつピンとこないのです。まず、声が好みでないのです。なので、一番よかった曲は、佐藤奈々子が歌う「幕間」だったりして。もう…

重厚長大ロックの大作!

Chicago Transit Authority『Chicago Transit Authority』現シカゴのデビュー作。シカゴ交通局から「改名してください」と言われて、交通局が取れました。当時のシカゴはとても真面目で政治的な内容のバンドでした。デビュー作のなのに、なんと、LP2枚組で…

追悼。

Prince & The Revolution 『Parade』驚きました。この方は、もう、90歳くらいまで延々とアルバムを出し続けるのではないかと思ってました。とにかく膨大なアルバムがあるプリンスですので、選ぶのに困りますけども、個人的な愛聴盤という事で、コレを選びま…

早熟の天才ハーピスト。

Little Walter『The Best of Little Walter』破滅型の天才の典型であったリル・ウァルターの決定盤。マディ・ウァーターズのアルバムと同じ、チェスの『The Best of』ものの1つで、マディと同じくシカゴブルースの決定的な作品であり、ブルースハープの奏法…

ココが転換点になったのでしょうね。

Thee Michelle Gun Elephant『Casanova Snake』ブラックミュージックを立て続けに聴いた後にコレを聴くとたまげますね!音圧がべらぼうに高い!! ミッシェル・ガン・エレファントは、ヴォーカル、ギター、ベイス、ドラムスのシンプルな編成のロックバンドで…

コレまたMGズを堪能できる名作!

Albert King『King of The Blues Guitar』またしても時代は60年代に戻りますが、コレもブカT & ザ・MGズなくして語れない名作ですね。また、ロックに与えた影響も計り知れないでしょう。MGズの重心の低いしっかりとした支えに乗って、余計なことは一切言わな…