mclean-chanceの「鯔背でカフェオーレ」

ジャズ以外の音楽について語るブログです。生暖かく見守ってください。

まさかのポリリズム童謡!!

キヲク座『色あはせ』 童謡をアレンジして演奏する。という不毛と思われる行為が、そうではない。という事を初めて教えてくれた、驚異の傑作。 キヲク座についての知識はほとんどゼロに等しいのですが、ヴォーカルとパーカションの2人によるユニットらしく、…

遺作にして最高傑作の1つ

David Bowie『★』(ISO) 大胆なアートワークの遺作 2016年の1月に亡くなってすぐに発売されたボウイの遺作。 既に死期は悟っていたようで、プロデューサーのトニー・ヴィスコンティには、その事を告げて制作を進めていたそうです。 別に合わせた訳ではないの…

何度も聴きたくなる。

細野晴臣『Vu Já Dé』(speedster records) 中華街でライヴを行う、近年の細野晴臣。 CD1枚に時間的には収まるんですが、敢えて2枚組にしたようです。 1枚目(約25分)は近年の細野晴臣のライヴでのレパートリーであるカヴァー曲が入っていて、2枚目(約28…

アルバムごとに作風がドンドン変わっていくバンドでした。

Traffic『Mr. Fantasy』 サイケなジャケットが時代を感じさせていいですねえ。 これは忘れられないアルバムでして、「黒さ」とか「ファンキー」というものの面白さが初めてわかった作品でしたね。 とにかく、スティーヴ・ウィンウッドという人の才能にしびれ…

コレが大ヒットした事が今日にそのまま繋がっている気がする。

RADIOHEAD『OK COMPUTER』 1990年代のロックを代表する一枚にして、レディオヘッドの名を世界的に広めた作品。 全体を覆う、どうしようもない陰鬱さと閉塞感がすさまじい。 それは現在聴いてもヒシヒシと感じるのだから、相当なものです。 どの曲もものすご…

今聴いても新鮮!

細野晴臣『泰安洋行』 いわゆる「トロピカル3部作」の2作目ですが、コレは、ニューオリンズ、沖縄が強い作品です。 70年代のウェストコーストのロックに後追いどころか、ほぼ同時進行しているのが、驚異的ですね。 聴いたことがない人に、「アメリカで、こ…

呪術師が歌うR&R、R&Bが素晴らしい。

T. REX『Electric Warrior』 英国ロックで、ジミヘンと並ぶ、太く短く生き切った、マーク・ボラン率いるT. REXの全盛期のアルバム。 声量も乏しいし、ギターがうまいとは言えないボランが、一時期はデイヴィット・ボウイすらしのいでいたのではないか?とい…

男泣き!

The Band 『Music from Big Pink』 19世紀末のアメリカからやってきたのではないかという風貌(リーヴォンを除くメンバーは全員カナダ人ですが)。 ロック史に燦然と輝く名盤。 あのエリック・クラプトンがクリームでの活動に嫌気がさしていた時にこのアルバ…

混血と雑食がアメリカの強みでした。

Joe Bataan 『Afropofilipino』 (salsoul) ジョー・バターンの全盛期を代表する1枚。 A面はニューヨークで活躍するスタジオミュージシャンが一同に会しての録音で、B面はややメンバーは地味とはいえ、西海岸らしいユルさが汪溢する、ロサンジェレスでの録…

和みの傑作。というのはあるのですね。

John Sebastian 『Tarzana Kid』 ラヴィン・スプーンフルを呆気なく脱退してしまったジョン・セバスチャンの1974年のソロ作。 オッ、すごいマンドリンがうまいなあ。と思ってパーソネルを見てみたら、ライ・クーダー(笑)。 そりゃうまいわけですが、この作…

Led Zeppelinは誰がなんと言おうとロックンローラーなのね。

Led Zeppelin『Presence』 もはや説明不要の4人。わからない人はグーグルで調べてね。 名曲「アキレス最後の戦い」の入ったZeppの後期のアルバム。この伝説的なバンドはもう腐るほど論じられているので、今更、新しい事実などないと思いますが、私がこのバ…

意外と聞き応えありますぞ。

Japan『Tin Drum』 邦題は直訳の『ブリキの太鼓』ですけども、フォルカー・シューレンドルフの映画(原作はギュンター・グラス)を表現したのではなくて、共産趣味とファンクネスと東洋へのエキゾを融合するという、他に類例をみない自閉的妄想音楽となって…

このバンドはもっと活動して欲しかったなあ。。

Lovin' Spoonful『Daydream』 タイトル曲はバンド名を知らなくても一度は聴いたことがあるほどの名曲。 それしても、これほど短命に終わってしまった事が惜しまれるバンドもないですね。 原因が麻薬がらみであった事がホントに残念です。。 ラヴィン・スプン…

いきなりシベリウスです(笑)。

シベリウス、交響曲第3番パーヴォ・ベルクルント、ヘルシンキ・フィル(EMI) シベリウス。実は20世紀の作曲家でした。 シベリウスは90歳を越える長命な人でしたが(第2次世界大戦後まで存命でした)、交響曲は7曲しか作曲しませんでした。 そのシベリウスの…

70年代ど真ん中!

Rufus featuring Chaka Khan『Rufusized』 チャカ・カーンの、のびのびとした屈託のないヴォーカルは、明らかに時代が変わったなあ。という事を感じさせますね。 アメリカが暗く沈まざるを得なかったヴェトナム戦争が収束(というか、アメリカがヴェトコンに…

キュートな名作!

NRBQ『Tiddly Winks』 昔は「世界で最も過小評価されているロックバンド」とか言われてましたけども、まさか、ロックファンでこのバンドを知らないなんて事はないよね(笑)? NRBQはいつでもキュートでキャッチーでどこかトホホでホロッとくる音楽を演奏し…

コレでようやくマトモなステレオ盤になりました。

The Beatles『Help!』 今更ながら、ビートルズの歴史とかを云々するつもりは毛頭ありませんし、そう言う事には全く疎いです。 ビートルズは、アルバムを聴く。という付き合い方しかしてませんね。 というか、ほとんどのミュージシャンに、私はそうやって接し…

とにかく「いいアルバム」としか言いようがない。

Donald Fagen『Nightfly』 こう政治家の傍若無人を毎日見れられると、ココロが荒んでくるんですけども(政治家の皆さま、ホントに大変だと思いますよ)、そんな皆さまのココロのオエイシスになる事必定の音楽が本作でございます。 スティーリー・ダンの片割…

不穏な傑作!

Jazz Dommunisters 『Cupid & Batailles, Dirty Microphone』 うわわわ(笑)。 もうすごいとしか言いようがない。 デビュー作『ドミュニストの誕生』も驚愕の作品ですけども、少し間を置いた本作は、もう全く予想できなかったような作品でありました。 リリ…

現在は2 in 1で購入できるので、1950〜60年代のウルフの変遷がよくわかります!

Howlin' Wolf『The Real Folk Blues』『More Folk Blues』(chess) マディ・ワーターズと並ぶシカゴ・ブルースの巨人。 ものすごい巨漢とダミ声に特徴のあるキャラがとにかく強烈な人でしたが、実はものすごく真面目な人だったみたいです。 本作は、チェスが…

ロックにおける贅沢。

Maria Muldaur『Waitress in a Donut Shop』 それにしても参加ミュージシャンの豪華さ! ベニー・カーター、ハリー・スイーツ・エディスン、レイ・ブラウン、ニック・デカロ、ジェフ・マルダー、エイモス・ギャレット、デイヴィット・グリスマン、ローウェル…

追悼クリス・コーネル。。

Soundgarden『down on the upside』 なんとなく「お別れ感」があるジャケットではあります。 クリス・コーネルが突然亡くなったのは、ホントに驚きました。 もうロックはほとんど関心の中心ではないので、サウンドガーデンが再結成していた事すら知らなかっ…

快楽的アルバム。

Taj Mahal『Music Fuh Ya'』 ああなんて気持ちがいいんだろう。以上感想終わり。 実はコレしかないのである(笑)。 ムガル朝の皇帝が亡き妻のために作った壮麗な廟を芸名にするという、なんとも人を食ったミュージシャン(日本で言ったら、「大阪城」とか「…

J. ガイルズ追悼。

The J. Geils Band『The J. Geils Band』 なんの予備知識もなく聴いた時の衝撃はものすごいものがありましたね。 マジック・ディックの歌いまくるハープ、細かい技とかはどうでもよいJ ガイルズのギター、そして、ピーター・ウルフのいい具合によれた歌声が…

ブルース・スプリングスティーン好きな人には納得の1枚!

マイッタ! モロ、私のストライクゾーンど真ん中! バックバンドが、Eストリート・バンドしているではありませんか! 「Eストリートバンド」がなんだかわからない人は、ブルース・スプリングスティーンの『Born to Run』というアルバムを聴くこと! どうです…

アメリカを強くしていたのは、混血である事を痛感する名盤。

Joe Bataan『Salsoul』 最近のジョー・バターン。 フィリピン人とアフリカ系アメリカ人の混血という、ニューヨークのような人種のごった煮を象徴するようなジョー・バターンの1970年代の代表作の1つ。 不勉強で、ニューヨークのラテン・コミュニティの音楽…

クリス・デイヴだけで買いです。

John Legend『Darkness and Light』(columbia) 目ざといな。と思いました(笑)。 クリス・デイヴ(drms)、ピノ・パラディノ(b)、カマシ・ウォーシントン(ts)を起用するとは。 まあ、それだけ、グラスパー一派の与えた衝撃は大きかったのですね。 カニエ・ウ…

Dr. Johnを知らないなんて事はないよね?

Dr. John『Creole Moon』『N'awlinz: Dis Dat or D'Udda』 2017年現在も現役で旺盛な活動をしている、最早、ニューオリンズの生き証人のような立場となったDr.ジョンですが、2001年という、アメリカが神経症を発症し、そのを原因をイラクやアルカイーダなど…

彼らの怒りは未だに有効である。

Rage Against The Machine『Evil Empire』 ヤバいジャケットですよね、コレ(笑)。 レイジ・アゲンスト・ザ・マシーンの2枚目にして、最高傑作。 まず驚くのは、バンドのサウンドが前作と比べて、作り込みが相当すごくなっているにもかかわらず、むしろ、…

からの竹内まりあです。

竹内まりや『Longtime Favorites』 1960年代のポップスのカヴァーのみを収録した、実に肩の力が抜けたアルバム。 山下達郎と大瀧詠一のデュエットがそれぞれ一曲ずつ入っているのが目玉ですが、それが仮になかったとしてもこのアルバムは傑作と言ってよいで…