mclean-chanceの「鯔背でカフェオーレ」

ジャズ以外の音楽について語るブログです。生暖かく見守ってください。

現在の黒人音楽のほとんどがコレとつながるのではないのか?というくらいに決定的な作品。

D'Angelo『VOODOO』前作から5年もの間を空けて発表された2枚目。本作の後、アルコール依存などの問題もあり、2014年までアルバムが発表される事がなかったが、本作の余りの完成度の高さに、次回作がなかなか発表できなくなってしまったというのが、ここまで…

アル・グリーンを聴いていたら、この人が気になりだした。

D'Angelo『Brown Sugar』作詞、作曲、編曲、演奏をほとんど1人でやってしまった、ディアンジェローのデビュー作。コレが無性に聴きたくなったのは、アル・グリーンを繰り返し聴いていたせいでして、と言うのも、アル・グリーンのファルセットがとても似てい…

ソウルとはまずオーティスを聴くことなのだ。

Otis Redding『Otis Blue』激動の60年代を嵐のように駆け抜けていった、オーティス・レディングのアルバムとしては、本作が最高傑作と言ってよいでしょうね。彼の代表曲「Respect」「Shake」「I've been Loving You Too Long」が収録され、「My Girl」「Sati…

ドラムで音楽がこんなによくなるとは!

Al Green『Al Green Gets Next to You』Hiレコードの2作目。前作はアル・グリーンのよさを活かすような曲が少なく、地味な印象しか残さないアルバムでしたが、本作から、ようやく、彼のよさが出てきましたね。クレジットには一切書いてませんが、多分、次の…

唐突にブルックナーへ。

Bruckner Symphony no6Saarbrücken Radio Symphony Orchestra,Stanislaw Skrowaczewski, conductorブルックナーが習作、未完を入れると、11の交響曲を作曲しましたが、第8番、第9番、第5番という傑作と比べると、第6番は比較的マイナー扱いされているかも…

「余談だが」が大好きなのは、司馬遼太郎ですが。

Daryl Hall & John Oates『Private Eyes』言わずと知れた大ヒットアルバムであり、今更ながら聴いてみると、思ったほど80年代の音ではなくて、70年代の最後の音になっているのに驚く次第。80年代にヒット曲を連発しているコンビという印象が強かったので、こ…

予想外に掘り出しモノでした!

V.A.『Verve Remixed Christmas』(verve)なんで今頃クリスマスアルバムを書いているのかというと、最近ようやくAmazonから届いたからなのですが(笑)、このいかにもイロモノ臭いタイトルからは想像できないほど、本作は素晴らしい出来で、多分、存在すら知…

大瀧詠一礼賛。

大瀧詠一『Let's Ondo Again』 「悲劇的までに売れなかった」と本人が言うほど、売り上げと出来に乖離が著しい、大瀧詠一の畢生の名作。 このアルバムが売れなかったことを以て、コロムビアレコードとの契約は終了し、プロデューサー業、作曲家業に一時期専…

コレはホントにオススメ!

Ian Dury & The Blockheads 『New Boots and Panties!!』大英帝国の至宝、イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズのデビュー作にして、最高傑作。収録曲はことごとく素晴らしく、デューリーの作詞、チャズ・ジャンケルのソングライトの組み合わせは見事と言…

ジャケットで損をしている早すぎた名盤

Dan Hicks & His Hot Licks『Striking It Rich』コレ、ジャケットがホントに損している作品の典型だと思います。このシャレが効いているひょうひょうとした作風のダン・ヒックスと渋いデザインはさすがに(笑)。ホットリックス名義での第3作目にあたり、本…

ジョージュ・マーティン追悼

Jeff Beck『Blow by Blow』かつての日本盤のタイトルが『ギター殺人者の凱旋』(笑)。ジョージュ・マーティンとジェフ・ベックが組んで作った初ソロアルバムにして、なんとインスト。当時、ロックでインストのアルバムを発表するというのは、かなり珍しいで…

いくらでも語る事がある。

David Bowie『Aladdin Sane』ジャケットがすごいですよね。ボウイのメイクは、なんと、ナショナルのマークから発想を得たんだそうです。日本と妙に縁の深いお方ではあります。前作で確立した「ジギー・スターダスト」というキャラクターのまま、本作は作られ…

祝・琴奨菊優勝(←遅い)

Mitsuyoshi Azuma & The Swinging Boppers『Senior Bachanas』吾妻光良&ザ・スインギン・バッパーズも相当なキャリアがあるバンドですけども、音楽は全く変わりませんね(笑)。そこが最高にステキな人たちです。一般的に、ジャンプとかジャイヴと言われる黒…

今回は少し真面目に考えてみました。

アルトサックスを考える。ジャズにおいて、サックスが花形になるのは、実はちょっと遅いのです。録音のない時代に関しては何とも言えませんが、少なくとも、1920年代のジャズの花形は、ほぼトランペット、もしくは、コルネットです。サックスよりも、クラリ…

追悼。

Dan Hicks & The Hot Licks"Last Train to Hicksville ...the name of happy feet"カントリーはどうにも苦手だが、このダン・ヒックス&ザ・ホットリックスは、別であった。日本盤のCDが再発売された時に、店頭で視聴できたものをたまたま聴いたら、一発でヤ…

やはり、書かざるを得なかった。

David Bowie『"Heroes"』『Young American』が1975年の作品で、本作が1977年。わずか2年でここまでミュージジャンとして変貌してしまうのか。と驚愕しますね。イギリスのロックの名盤の誉れ高い作品であり、私もコレをもってボウイの最高傑作としてよいと思…

好きになるとたまらない魅力あり。

David Bowie『Young Americans』頭をオレンジに染め、タイトなスーツを着たボウイが、アメリカに乗り込んで、なんと、憧れのソウル・ミュージックに挑戦したという作品。いや、コレ、とても不思議な魅力に満ちた作品ですねえ。なんていうんでしょうか、非常…

感涙モノの大傑作!

The Flaming Lips"The Soft Bulletin"フレイミング・リップスが世界的に認められるきっかけとなった、大傑作。渋谷のレコファンで買いましたなあ(笑)。コレが売れるまで、随分と長いキャリアがあったことは後になって知りましたが、昔の彼らの活動には特に…

バッハの次がコレです(笑)。

The Drifters『Rockin' & Driftin'』私は基本的にジャズファンなので、このアルバムのデザインが、アトランティックから出ていて、ジャズのジャケットとデザインの基本が同じことに驚きましたね。ジャズのアルバムを買う層と、ドリフターズ聴いている人たち…

イエスの最期を大河ドラマとして描いた傑作録音

J.S.バッハ『マタイ受難曲』ウィレム・メンゲルベルク指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団ほか。古楽器好きな人だったら、ひっくり返るかもわかりませんが、コレが、私が初めて購入したバッハのCDなんですよね(笑)。大学1年の頃でしたが、当…

食わず嫌いはいけない。

Nick Drake『Five Leaves Left』。ネクラな音楽は基本的に嫌いである。若くして不遇のうちに亡くなってしまった。というニック・ドレイクは、聴いてみたいと思わなかった。夭折のシンガー・ソングライターって暗そうじゃないすか(笑)。何をキッカケに聴い…

ホントにコレには参った!

Elvis Costello『My Aim is True』コレを初めて聴いたときはホントに驚いた。バディ・ホリーのコスプレしていジャケットに芸名が「エルヴィス・コステロ」ですよ(笑)。まあ、サザン・オールスターズも、売り出しの頃は、完全にイロもの扱いであったのだけ…

ロック史上に名を残す、ライヴ盤の大傑作

Allman Brothers Band『At Fillmore East』ロック史上、最高のライヴアルバムの1つ。このアルバムの発売とともに、リーダーである、デュエイン・オールマンがオートバイ事故で亡くなる事で、ここでの演奏は文字通りの伝説のライヴとなってしまった。コレを…

70年代におけるフィル・スペクター・リヴァイヴァルの最高作

Bruce Springsteen『Born to Run』ブルース・スプリングスティーンをアメリカのみならず、世界的な大スターに押し上げた、70年代屈指の名盤。彼のフォロワーは日本のみならず、それこそ世界中にいるのだと思いますが、やはりオリジナルのもつ強度は唯一無二…

このアルバムを素晴らしく鳴らすためだけに高級ステレオ欲しくなるね。

Steely Dan『aja』 山口小夜子をジャケットに起用したことでも、『ジョジョの奇妙な冒険』第2部の重要なカギとなる、「エイジャの赤石」で名前を借用された事でも有名な、記念碑的なアルバム。 ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの2人の究極の音楽…

オージェイズとアイラーから考える。

O'Jays『The Ultimate O' Jays』オージェイズ嫌いな人は、ブラックミュージック好きにはそんないないと思いますが、とにかく、アレンジの凄さが群を抜いてすごいですよね。ディスコティークなサウンドは、完全にドップリいってしまうと正直苦手ですが、コレ…

凶暴!

ジョン・レノン『Shaved Fish』 レノンはやたらとベスト盤が量産されているが(アルバムに結構収録されてない代表曲が多いからなんですが)、これ彼が唯一選曲したベスト盤。 ちょうど、主夫として事実上引退したしてしまうというタイミングで発表されたので…

たまげた!

Hirth Martinez『Hirth from Earth』 これはたまげました。 あんまりにもよくて。 アメリカ本国では未だ知る人ぞ知る存在なのだそうですが、この天才を一部の人たちとはいえ、このアルバムが出た時からチキンと評価した日本のミュージシャンや評論家に拍手。…

ロックってこれだよ!

Predenders"Pretenders" なんてカッコイイんだ! これがデビュー作ってすごいですよ。 この後、二枚目のアルバムを出した頃にベイスとギターが相次いで亡くなってしまい、バンドはかなり大変だったらしいですが、今でも現役で活動してるのは、すごいよね。 …

アイディアの源泉だった

Bo Diddley『His Best』多分、ボ・ディドリを実際に聴いたことなくても、彼の影響を受けた音楽を私たちは知らず知らずのうちに聴いてることになる。というくらいに、彼のスタイルは多くのミュージシャンに模倣され、その模倣がまた模倣されているという按配…

怪物だった。

夜の9時を過ぎて、注文して忘れていたCDが届いた。怪物クナッパーツブッシュ、ベルリン・フィルによる、ブラームス3番。録音は1944年の9月9日。すでに幾つか出回っているが、今回は、アメリカのミソス。という、恐らくはとんでもない好事家がほとんどひと…

気色悪かった

Ben Sidran "I Lead a Life"ベン・シドランの初期の作品だが、初めて聴いた時は、気色悪くてなんともなじめなかった。若い頃のシドランの歌声がどうも生理的にダメで、多分、3回も聴かないうちに、棚にもしまわずに放り投げてしまっていた。それから多分3年…

唯一無二だった

モダンチョキチョキズ『ボンゲンガンバンガラビンゲンの伝説』よくもまあこれだけ多彩な音楽性を一つにまとめる事が出来ましたねえ。という他ない、90年代を代表する大傑作。よくよく見ると、作曲や編曲に渋谷毅、前田憲男といった凄腕が参加しているし(前…

嫌いだった

清水靖晃&サクソフォネット『Cello Suite』私は、バッハが嫌いでありました。暗くて、重苦しくて。ミュンヒンガーとかが演奏する、いかにもなバッハがたまらなくイヤでしたね。偉い人として、祭り上げたてまつられているのも、なんとも。しかし、これは。と…

怖かった

Muddy Waters "The Best of Muddy Waters"(Chess Records)初めて聴いたのはたしかに大学生の頃だったろうか。サッパリわからなかったですね。というか、私、黒人音楽全般がわからんかった。JB、ボブ・マーリー、P-Funkといった巨人たちの音楽のよさがホント…

映画の主題歌だった

OST "Begin Again"邦題『はじまりのうた』のサントラ。ハッキリ言おう。映画を見なさいと。音楽を題材にした映画は数多あるが、これはホントにイイ。言ったらイイのだ。悪い事は言わないから、まだ、都内でも上映しているところがあるので、行ってください。…

異様だった

Adele "21"超大ヒット作なので、このミュージジャンについても、本作に関しても、腐るほどネットに情報はあるでしょうから、特にここには表記したしません。実際、そんなにこのミュージジャンの事、あんまよくわかんないです。というか、そういう事に興味な…

パンクだった

The Rolling Stones "The Rolling Stones"未だに活動しているローリング・ストーンズのデビューアルバム。今の耳で聴くとなんとも可愛いですけども、しかしまあ、ヘタだよねえ。チャーリー・ワッツのドタバタドラムはリズムが刻めているのか怪しいものですし…