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mclean-chanceの「鯔背でカフェオーレ」

ジャズ以外の音楽について語るブログです。生暖かく見守ってください。

オージェイズとアイラーから考える。

O'Jays『The Ultimate O' Jays』

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オージェイズ嫌いな人は、ブラックミュージック好きにはそんないないと思いますが、とにかく、アレンジの凄さが群を抜いてすごいですよね。

ディスコティークなサウンドは、完全にドップリいってしまうと正直苦手ですが、コレがかかってるデスコは行きたいデス。

ヴォーカルの3人は、そんなに個性的ではないですが、それが非常に凝ったアンサンブルにとってプラスなんですよね。

ゴスペル出身だけあって、彼らの歌詞は前向きで真摯であります。

で、ここで少し考えたいのは、アルバート・アイラーのことなんですよ、唐突ながら。

「スピリチャル・ユニティ」は「音楽は宇宙を治す」というメッセージがアイラーにはふんだんに出てくるんですよ。

あんなサックス吹きながらであります(笑)。

どっちも思いは真剣だと思いますが、なんでこんなにも違うのか(笑)。

時代こそズレますが、どっちもアメリカの音楽ですし、ともにアフリカ系アメリカ人です。

かたや、非常に緻密かつファンキーなサウンドでとても明るく前向きな歌詞が全面に出てくる、予算もタップリとかけ、一流のミュージシャンを揃えてのヒット曲連発グループと、零細レーベルでほとんどプッツン状態で演奏されているアレンジのへったくれもない、しかしながらグルーヴィで破壊的な美しさをたたえた演奏とても一致点はなさそうです。

しかしながら、世界であり、宇宙をともに考えてる。点ではなぜか同じなんですよね(笑)。

結論は大きく飛躍しますけども、要するにオージェイズとアイラーの差は、実はそんなにないんだと。

紙一重でしかないんですね。

この両面を理解していかないと、ブラックミュージックへの理解は表層的なものにならざるを得ないでしょうね。

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