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mclean-chanceの「鯔背でカフェオーレ」

ジャズ以外の音楽について語るブログです。生暖かく見守ってください。

ロック史上に名を残す、ライヴ盤の大傑作

Allman Brothers Band『At Fillmore East

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ロック史上、最高のライヴアルバムの1つ。

このアルバムの発売とともに、リーダーである、デュエイン・オールマンがオートバイ事故で亡くなる事で、ここでの演奏は文字通りの伝説のライヴとなってしまった。

コレを買ったのは、次にタワーレコードがテナントとして入る事が決まっていて、撤退することを決めていたレコード店で、半額で買ったと記憶するが(今だと、その価格でAmazonで買えるんですね)、ここでものすごいスライドギターを弾いているドゥエインが、デレク&ザ・ドミノウズでクラプトンとツインリードで素晴らしいギター弾いてる人である事はしばらくしてから気づいたなあ。

一時期、とにかくロックを聴きまくっていた頃のスライドギターのアイドルは俄然、ドゥエインとローウェル・ジョージュで、どっちもとても不幸な死に方をしているけども、とにかくこの2人のギターには心底惚れましたね。

リトル・フィートの『ディクシィ・チキン』は今でも愛聴しているけども、このアルバムはホントに久々に聴き直しましたが、やっぱり圧倒的に素晴らしい。

ドゥエインのスライドギターが素晴らしいのは言うまでもないんだけども、バンドの一体感が尋常ではなくて、ホントに1つの生き物のように動くんですよね。

こんなバンドは、後はグレイトフルデッドくらいしか思いつかないですね。

オールマンの欠点は、作曲能力の無さなんだけども(この点がデッドとは大きく水を分けますね)、このアルバムに入っている、「エリザベス・リードの思い出」は、彼らのほとんど唯一の名曲といえるもので、本作でも畢生の名演となっております。

たったの6人で演奏しているとは思えない、まるで、アメリカのハイウェイを荷物を満載にした大型トラックで時速200kmで爆走するかのような演奏を是非ともお聴きください。

トム・ダウドのプロデュースも素晴らしく、アルバムとしての完成度の高さはライヴアルバムとして他の追随を許さず、そして、この自由奔放なバンドの凄さを伝えるには、ライヴアルバムしかないとの判断をした彼の判断は、この名盤を生んだ最大の功労者の1人と言って良いだろう。

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