mclean-chanceの「鯔背でカフェオーレ」

ジャズ以外の音楽について語るブログです。生暖かく見守ってください。

追悼クリス・コーネル。。

Soundgarden『down on the upside』

 

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なんとなく「お別れ感」があるジャケットではあります。

 

クリス・コーネルが突然亡くなったのは、ホントに驚きました。

もうロックはほとんど関心の中心ではないので、サウンドガーデンが再結成していた事すら知らなかったのですが、90年代では好きなロックバンドの1つでした。

本作は解散する前に発表された作品で、当時はよく聴きました。

私、レインボーがとても苦手なのですが(あの粘っこい歌唱が苦手なんです)、クリス・コーネルの歌唱はなぜかとても好きでした。

基本はレッド・ツェッペリン直伝の歌唱法だと思うんですけども、それが好きな原因かもしれません。

ホントに久しぶりに取り出して聴いたんですけども、あんまり古臭く感じないですね。

キム・セイルのギターがめちゃくちゃうまいですよね。

90年代のロックではトップクラスでしょうね。

そんなにド派手な感じはしませんけども、うまいぞどうだどうだと弾きまくらないところがいいですね(この頃のロックはギターソロが長くないんですけども)。

オルタナの中では珍しいくらいにレッド・ツェッペリンへの傾倒をハッキリ見せていたバンドでしたが、その集大成的な意味がある、完成度がとても高い作品です。

が、このころのロックアルバムの欠点として、曲数が多すぎてややシンドイところがあります。

1~6曲目までは文句のつけようのない見事な完成度ですけども、それ以降がだんだん冗長になってきますね。

私はこのアルバムは10曲くらいにすればもっと素晴らしかったのではないのかと思いますね。

90年代組のバンドが比較的短命なのは、アルバムに曲を詰め込みすぎたからなのではないのかと思うくらいです。

そんなに湯水のごとく名曲ばかりが60分以上も入ったロックアルバムなんてものを何枚も作るというのは、ちょっとおかしいのではないか。

60分といったら、もうLPだったら二枚組です。

二枚組アルバムを全面丹念に聴きまくるという事はクラシックでもない限り、私はあんまりしないのは、やはり、聴いていてシンドイのですね。

ロックアルバムは40分程度で充分だと思いますね。

90年代は、レコードが壊滅的な状況でどのジャンルもCDでのみ発売されていましたから、もう、どれもこれも長くて長くて(笑)。

最近、90年代の様々なジャンルのアルバムがLPで再発するんですけども、みんな二枚組でして、いかに聴き手の生理感覚を無視してCDが作られていたのかが、実にわかりますね。

というか、結局、CDはこのフォーマット二枚組見合った音楽というものを作り出せたのだろうか?というのがかなり疑問ですね。

それができる前に日本以外ではCDは壊滅状態なのですけども(海外のミュージシャンが日本にタワーレコードがある事をホントに喜んでいるらしいですね)、もうちょっとそこを考える時間があったらよかったなあ。と真底思うんですね。

と、かなり話しが脱線いたしましたが、日本では、こういう正調ロックがあまりウケない時代だったのか人気が今一つですが、これだけの実力者を聴き漏らすのは余りにも勿体無いと思います。

クリス・コーネルさん、素晴らしい音楽をありがとう。合掌。

 

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