mclean-chanceの「鯔背でカフェオーレ」

ジャズ以外の音楽について語るブログです。生暖かく見守ってください。

音楽

予想外に掘り出しモノでした!

V.A.『Verve Remixed Christmas』(verve)なんで今頃クリスマスアルバムを書いているのかというと、最近ようやくAmazonから届いたからなのですが(笑)、このいかにもイロモノ臭いタイトルからは想像できないほど、本作は素晴らしい出来で、多分、存在すら知…

大瀧詠一礼賛。

大瀧詠一『Let's Ondo Again』 「悲劇的までに売れなかった」と本人が言うほど、売り上げと出来に乖離が著しい、大瀧詠一の畢生の名作。 このアルバムが売れなかったことを以て、コロムビアレコードとの契約は終了し、プロデューサー業、作曲家業に一時期専…

コレはホントにオススメ!

Ian Dury & The Blockheads 『New Boots and Panties!!』大英帝国の至宝、イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズのデビュー作にして、最高傑作。収録曲はことごとく素晴らしく、デューリーの作詞、チャズ・ジャンケルのソングライトの組み合わせは見事と言…

ジャケットで損をしている早すぎた名盤

Dan Hicks & His Hot Licks『Striking It Rich』コレ、ジャケットがホントに損している作品の典型だと思います。このシャレが効いているひょうひょうとした作風のダン・ヒックスと渋いデザインはさすがに(笑)。ホットリックス名義での第3作目にあたり、本…

ジョージュ・マーティン追悼

Jeff Beck『Blow by Blow』かつての日本盤のタイトルが『ギター殺人者の凱旋』(笑)。ジョージュ・マーティンとジェフ・ベックが組んで作った初ソロアルバムにして、なんとインスト。当時、ロックでインストのアルバムを発表するというのは、かなり珍しいで…

いくらでも語る事がある。

David Bowie『Aladdin Sane』ジャケットがすごいですよね。ボウイのメイクは、なんと、ナショナルのマークから発想を得たんだそうです。日本と妙に縁の深いお方ではあります。前作で確立した「ジギー・スターダスト」というキャラクターのまま、本作は作られ…

祝・琴奨菊優勝(←遅い)

Mitsuyoshi Azuma & The Swinging Boppers『Senior Bachanas』吾妻光良&ザ・スインギン・バッパーズも相当なキャリアがあるバンドですけども、音楽は全く変わりませんね(笑)。そこが最高にステキな人たちです。一般的に、ジャンプとかジャイヴと言われる黒…

今回は少し真面目に考えてみました。

アルトサックスを考える。ジャズにおいて、サックスが花形になるのは、実はちょっと遅いのです。録音のない時代に関しては何とも言えませんが、少なくとも、1920年代のジャズの花形は、ほぼトランペット、もしくは、コルネットです。サックスよりも、クラリ…

追悼。

Dan Hicks & The Hot Licks"Last Train to Hicksville ...the name of happy feet"カントリーはどうにも苦手だが、このダン・ヒックス&ザ・ホットリックスは、別であった。日本盤のCDが再発売された時に、店頭で視聴できたものをたまたま聴いたら、一発でヤ…

やはり、書かざるを得なかった。

David Bowie『"Heroes"』『Young American』が1975年の作品で、本作が1977年。わずか2年でここまでミュージジャンとして変貌してしまうのか。と驚愕しますね。イギリスのロックの名盤の誉れ高い作品であり、私もコレをもってボウイの最高傑作としてよいと思…

好きになるとたまらない魅力あり。

David Bowie『Young Americans』頭をオレンジに染め、タイトなスーツを着たボウイが、アメリカに乗り込んで、なんと、憧れのソウル・ミュージックに挑戦したという作品。いや、コレ、とても不思議な魅力に満ちた作品ですねえ。なんていうんでしょうか、非常…

感涙モノの大傑作!

The Flaming Lips"The Soft Bulletin"フレイミング・リップスが世界的に認められるきっかけとなった、大傑作。渋谷のレコファンで買いましたなあ(笑)。コレが売れるまで、随分と長いキャリアがあったことは後になって知りましたが、昔の彼らの活動には特に…

凶暴!

ジョン・レノン『Shaved Fish』 レノンはやたらとベスト盤が量産されているが(アルバムに結構収録されてない代表曲が多いからなんですが)、これ彼が唯一選曲したベスト盤。 ちょうど、主夫として事実上引退したしてしまうというタイミングで発表されたので…

たまげた!

Hirth Martinez『Hirth from Earth』 これはたまげました。 あんまりにもよくて。 アメリカ本国では未だ知る人ぞ知る存在なのだそうですが、この天才を一部の人たちとはいえ、このアルバムが出た時からチキンと評価した日本のミュージシャンや評論家に拍手。…

ロックってこれだよ!

Predenders"Pretenders" なんてカッコイイんだ! これがデビュー作ってすごいですよ。 この後、二枚目のアルバムを出した頃にベイスとギターが相次いで亡くなってしまい、バンドはかなり大変だったらしいですが、今でも現役で活動してるのは、すごいよね。 …