mclean-chanceの「鯔背でカフェオーレ」

ジャズ以外の音楽について語るブログです。生暖かく見守ってください。

2015-01-01から1年間の記事一覧

バッハの次がコレです(笑)。

The Drifters『Rockin' & Driftin'』私は基本的にジャズファンなので、このアルバムのデザインが、アトランティックから出ていて、ジャズのジャケットとデザインの基本が同じことに驚きましたね。ジャズのアルバムを買う層と、ドリフターズ聴いている人たち…

イエスの最期を大河ドラマとして描いた傑作録音

J.S.バッハ『マタイ受難曲』 ウィレム・メンゲルベルク指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団ほか。 フィリップス盤の『マタイ受難曲』。マタイを熱愛する宇野功芳氏が解説書いてますね。 古楽器好きな人だったら、ひっくり返るかもわかりませんが…

食わず嫌いはいけない。

Nick Drake『Five Leaves Left』。ネクラな音楽は基本的に嫌いである。若くして不遇のうちに亡くなってしまった。というニック・ドレイクは、聴いてみたいと思わなかった。夭折のシンガー・ソングライターって暗そうじゃないすか(笑)。何をキッカケに聴い…

ホントにコレには参った!

Elvis Costello『My Aim is True』コレを初めて聴いたときはホントに驚いた。バディ・ホリーのコスプレしていジャケットに芸名が「エルヴィス・コステロ」ですよ(笑)。まあ、サザン・オールスターズも、売り出しの頃は、完全にイロもの扱いであったのだけ…

ロック史上に名を残す、ライヴ盤の大傑作

Allman Brothers Band『At Fillmore East』ロック史上、最高のライヴアルバムの1つ。このアルバムの発売とともに、リーダーである、デュエイン・オールマンがオートバイ事故で亡くなる事で、ここでの演奏は文字通りの伝説のライヴとなってしまった。コレを…

70年代におけるフィル・スペクター・リヴァイヴァルの最高作

Bruce Springsteen『Born to Run』ブルース・スプリングスティーンをアメリカのみならず、世界的な大スターに押し上げた、70年代屈指の名盤。彼のフォロワーは日本のみならず、それこそ世界中にいるのだと思いますが、やはりオリジナルのもつ強度は唯一無二…

このアルバムを素晴らしく鳴らすためだけに高級ステレオ欲しくなるね。

Steely Dan『aja』 山口小夜子をジャケットに起用したことでも、『ジョジョの奇妙な冒険』第2部の重要なカギとなる、「エイジャの赤石」で名前を借用された事でも有名な、記念碑的なアルバム。 ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの2人の究極の音楽…

オージェイズとアイラーから考える。

O'Jays『The Ultimate O' Jays』オージェイズ嫌いな人は、ブラックミュージック好きにはそんないないと思いますが、とにかく、アレンジの凄さが群を抜いてすごいですよね。ディスコティークなサウンドは、完全にドップリいってしまうと正直苦手ですが、コレ…

凶暴!

ジョン・レノン『Shaved Fish』 レノンはやたらとベスト盤が量産されているが(アルバムに結構収録されてない代表曲が多いからなんですが)、これ彼が唯一選曲したベスト盤。 ちょうど、主夫として事実上引退したしてしまうというタイミングで発表されたので…

たまげた!

Hirth Martinez『Hirth from Earth』 これはたまげました。 あんまりにもよくて。 アメリカ本国では未だ知る人ぞ知る存在なのだそうですが、この天才を一部の人たちとはいえ、このアルバムが出た時からチキンと評価した日本のミュージシャンや評論家に拍手。…

ロックってこれだよ!

Predenders"Pretenders" なんてカッコイイんだ! これがデビュー作ってすごいですよ。 この後、二枚目のアルバムを出した頃にベイスとギターが相次いで亡くなってしまい、バンドはかなり大変だったらしいですが、今でも現役で活動してるのは、すごいよね。 …

アイディアの源泉だった

Bo Diddley『His Best』多分、ボ・ディドリを実際に聴いたことなくても、彼の影響を受けた音楽を私たちは知らず知らずのうちに聴いてることになる。というくらいに、彼のスタイルは多くのミュージシャンに模倣され、その模倣がまた模倣されているという按配…

怪物だった。

ブラームス『交響曲第3番』 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮、ベルリン・フィル 夜の9時を過ぎて、注文して忘れていたCDが届いた。 怪物クナッパーツブッシュ、ベルリン・フィルによる、ブラームス3番。 録音は1944年の9月9日。 すでに幾つか出回ってい…

気色悪かった

Ben Sidran "I Lead a Life" ベン・シドランの初期の作品だが、初めて聴いた時は、気色悪くてなんともなじめなかった。 若い頃のシドランの歌声がどうも生理的にダメで、多分、3回も聴かないうちに、棚にもしまわずに放り投げてしまっていた。 それから多分…

唯一無二だった

モダンチョキチョキズ『ボンゲンガンバンガラビンゲンの伝説』よくもまあこれだけ多彩な音楽性を一つにまとめる事が出来ましたねえ。という他ない、90年代を代表する大傑作。よくよく見ると、作曲や編曲に渋谷毅、前田憲男といった凄腕が参加しているし(前…

バッハは嫌いだった!

清水靖晃&サクソフォネット『Cello Suite』 もはやジャンルというものに括ることはほとんど不可能な清水靖晃。 私は、バッハが嫌いでありました。 暗くて、重苦しくて。 ミュンヒンガーとかが演奏する、いかにもなバッハがたまらなくイヤでしたね。 偉い人…

怖かった

Muddy Waters "The Best of Muddy Waters"(Chess Records)初めて聴いたのはたしかに大学生の頃だったろうか。サッパリわからなかったですね。というか、私、黒人音楽全般がわからんかった。JB、ボブ・マーリー、P-Funkといった巨人たちの音楽のよさがホント…

映画の主題歌だった

OST "Begin Again"邦題『はじまりのうた』のサントラ。ハッキリ言おう。映画を見なさいと。音楽を題材にした映画は数多あるが、これはホントにイイ。言ったらイイのだ。悪い事は言わないから、まだ、都内でも上映しているところがあるので、行ってください。…

異様だった

Adele "21"超大ヒット作なので、このミュージジャンについても、本作に関しても、腐るほどネットに情報はあるでしょうから、特にここには表記したしません。実際、そんなにこのミュージジャンの事、あんまよくわかんないです。というか、そういう事に興味な…

パンクだった

The Rolling Stones "The Rolling Stones"未だに活動しているローリング・ストーンズのデビューアルバム。今の耳で聴くとなんとも可愛いですけども、しかしまあ、ヘタだよねえ。チャーリー・ワッツのドタバタドラムはリズムが刻めているのか怪しいものですし…