mclean-chanceの「鯔背でカフェオーレ」

ジャズ以外の音楽について語るブログです。生暖かく見守ってください。

2019-01-01から1年間の記事一覧

ファンクミュージックの挽歌。

WAR『Why Can’t We be Friends』 当時のウォーのメンバー。 1970年代はファンクミュージックの黄金期であり、前回紹介したEWFもファンクの要素が色濃い大編成バンドでしたが、ウォーもこの時代を代表するバンドで、アースほどではないにしても大編成のファン…

初期のEWFのライヴの凄さを記録したアルバム!

Earth,Wind & Fire『Gratitude』(Columbia) ライヴではこれよりも更に多くなるEWF。 前作の大ヒットを受けて、コロンビアから「早く新作を!」と急かされたのですが、レコ発ツアーで忙しく、制作にかける時間がなかったため、ライヴにスタジオ録音をくっつけ…

現在のブラックネスに多大な影響を与える傑作。

Roberta Frack『Killing Me Softly』(Atlantic) 彼女とドニー・ハサウェイの登場は、黒人音楽がホントに変わってきたんだなあ。と思わせるものがありました。 この2人は、ともにワシントンDCにある名門、ハワード大学を卒業しており、コレまでの黒人ミュージ…

ストコフスキー晩年の脅威の名演!

リムスキー=コルサコフ『シェエラザード』 レオポルト・ストコフスキ指揮、 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 早くから指揮棒を持たないで指揮をする人でして、その華麗な動きは晩年まで衰えませんでした。 アメリカで絶大な人気を誇ったストコフスキが…

改めて聴いてみると、やっぱりすごいアルバムであった。

Queen『A Night at The Opera』 説明不要のモンスターバンド。知らない方はウィキペディアなどで。 クイーンは、私の中ではヒットメイカーであって、あんまりアルバムとして欲しいな。という気にさせないバンドでした。 なので、グレーテスト・ヒッツしか持…

もっと多様な観点で評価したいですね。

Thin Lizzy『Black Rose』 在りし日のThin Lizzy。 スィン・リズィがHeavy Rock/Heavy Metalのコーナーにいつも置かれているのが、どうしても昔から納得できない。 だいたい、メタルにあるようなハイテクのギターソロがあんまりないバンドだし、本作でも、ラ…