mclean-chanceの「鯔背でカフェオーレ」

ジャズ以外の音楽について語るブログです。生暖かく見守ってください。

2018-01-01から1年間の記事一覧

未だに攻め続けるという事実に驚いてしまいます。

Paul Simon『In The Blue Light』 最近のポール・サイモン。 Simon & Garfunkelのファンでもありませんし、ソロとなった2人にもさして興味はないのですが(流石に、『Graceland』は聴きましたが、そんなにいいとは思わなかったです)、このアルバムはいいで…

『ブルース・ブラザーズ』の重要な役者が相次いで亡くなるとは。。

Memphis Slim『Memphis Slim USA』 メンフィス・スリムは生涯に莫大なレコードを作りましたけども、その中でも特筆すべきアルバムは、やはり、マット・マーフィーと組んだ1950年代にユナイテッドに録音されたものであることは衆目の一致するところでしょう。…

アリーサ・フランクリン追悼

King Curtis『Live at Fillmore West』 Aretha Franklin『Live at Fillmore West』 キング・カーティスはこのライヴと同じ年の8月に自宅前で殺害されてしまうんです。。 1971年の3月5日から7日に、サンフランシスコの「フィルモア・ウェスト」で行われたライ…

ジャコとの一連の共作は、ホントに見事としか言いようがありません。

Joni Mitchell『Don Juan’s Reckless Daughter 』 若き日のジョーニ。 ジョー二・ミチュルの長いキャリアの中で最も素晴らしかったのは、やはり、ジャコ・パストーリアスを中心とした、ウェザーリポートのメンバーやなどのジャズやフュージョンのミュージシ…

鍛え上げられた鉄の如きベートーヴェン!

ベートーヴェン『交響曲第7番』 アルトゥーロ・トスカニーニ/ニューヨーク・フィル リハーサルは怒号の連続だったそうです。 トスカニーニといえば、かつては神のごとく崇拝された指揮者でしたが、私はNBC響の録音のあのデッドな響きがとてもキライで、しか…

往年のヴィルトオーゾが如何に凄かったのか!

ベートーヴェン『ヴァイオリン協奏曲』、 ヤッシャ・ハイフェッツ、 トスカニーニ/NBC響 斬れぬものなど何1つないような響きをたたえる、恐るべきヴァイオリン! ハイフェッツの演奏が素晴らしかったので、1940年のトスカニーニ/NBC響との録音も聴いてみた…

大変な名盤なのですが、ずっと廃盤です。残念。

Orleans『Orleans』(ABC DUNHILL RECORDS) 初期のメンバー。左から、ランス・ポペン(b,vo)、ウェルズ・ケリー(drms, vo)、ジョン・ホール(g, p, org, drms, vo)、ラリー・ポペン(g, p, org, vo)。 オーリアンズ。と言っても、もうほとんどの方にとっては「そ…

今聴いても驚異的!

ベートーヴェン『ヴァイオリン協奏曲』 ヤッシャ・ハイフェッツ、シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団 10代の頃にはもう天才と言われていました。 ハイフェッツは、ロマノフ朝の滅亡とともにアメリカに亡命し、活躍した。という、20世紀の音楽家の多くが…

思いの外よかったです。

John Lennon 『Rock’N’Roll』 毀誉褒貶の多い人でしたが、風貌もよく変わりました。 ジョン・レノンの事実上の引退作。 よく考えてみたら、ビートルズ解散してからも、結局、年1枚のペースでアルバムを出すという多忙な生活は全く変わっておらず、しかも、…

まさかのポリリズム童謡!!

キヲク座『色あはせ』 童謡をアレンジして演奏する。という不毛と思われる行為が、そうではない。という事を初めて教えてくれた、驚異の傑作。 キヲク座についての知識はほとんどゼロに等しいのですが、ヴォーカルとパーカションの2人によるユニットらしく、…

遺作にして最高傑作の1つ

David Bowie『★』(ISO) 大胆なアートワークの遺作 2016年の1月に亡くなってすぐに発売されたボウイの遺作。 既に死期は悟っていたようで、プロデューサーのトニー・ヴィスコンティには、その事を告げて制作を進めていたそうです。 別に合わせた訳ではないの…

何度も聴きたくなる。

細野晴臣『Vu Já Dé』(speedster records) 中華街でライヴを行う、近年の細野晴臣。 CD1枚に時間的には収まるんですが、敢えて2枚組にしたようです。 1枚目(約25分)は近年の細野晴臣のライヴでのレパートリーであるカヴァー曲が入っていて、2枚目(約28…

アルバムごとに作風がドンドン変わっていくバンドでした。

Traffic『Mr. Fantasy』 サイケなジャケットが時代を感じさせていいですねえ。 これは忘れられないアルバムでして、「黒さ」とか「ファンキー」というものの面白さが初めてわかった作品でしたね。 とにかく、スティーヴ・ウィンウッドという人の才能にしびれ…