mclean-chanceの「鯔背でカフェオーレ」

ジャズ以外の音楽について語るブログです。生暖かく見守ってください。

アメリカン・ロック

個人的にはコチラの方が好きです。

Carol King『Music』 キャロル・キングと言えば『つづれおり』。が余りにも売れすぎてしまい、もう何も語る気が起きなくなってしまうんですけども、次作の何とも愛想のない、売る気ゼロなタイトルのアルバムは、個人的には、『つづれおり』よりも愛着があり…

驚くべき才気!

Jimmy Webb『Words and Music』 若き日のジミー・ウェブ。 彼のアルバムは聴いていたんですよ。 山下達郎の『サンデーソングブック』という長寿番組を聴いていると、名前がよく出てくるんで。 あまりピンとこなかったんですよ。 しかしですね、「こんなのつ…

ロックバンドとしてのSteely Danの最高傑作!

Steely Dan『Countdown to Ecstasy』 結論から言おう。傑作である。 しかも、「ロックバンドとしてのスティーリー・ダンの傑作」なのである。 ウォルター・ベカーが2017年に亡くなった事で、今後は「ソロユニットとしてのダン」が継続しているようだが、1981…

フィル・ラモーンから考える。

Paul Simon『Still Crazy After All These Years』 言わずと知れたポール・サイモンの傑作ですが、コレ、プロデューサーに、ポール・サイモンと連名で、フィル・ラモーンの名前がありますね。 フィル・ラモーンといえば、主に1970-80年年代に数多くのアルバ…

売り上げと内容が一致していた時代の傑作

Carly Simon『No Secret』 1970年台のアメリカSSWのアルバムの特徴は、とにかく参加ミュージシャンの豪華さが尋常ではない所ですね。 このアルバムはカーリー・サイモンのアルバムとしては一番売れたのだと思いますが、ゲストがすごいですよ。 ミック・ジャ…

未だに攻め続けるという事実に驚いてしまいます。

Paul Simon『In The Blue Light』 最近のポール・サイモン。 Simon & Garfunkelのファンでもありませんし、ソロとなった2人にもさして興味はないのですが(流石に、『Graceland』は聴きましたが、そんなにいいとは思わなかったです)、このアルバムはいいで…

ジャコとの一連の共作は、ホントに見事としか言いようがありません。

Joni Mitchell『Don Juan’s Reckless Daughter 』 若き日のジョーニ。 ジョー二・ミチュルの長いキャリアの中で最も素晴らしかったのは、やはり、ジャコ・パストーリアスを中心とした、ウェザーリポートのメンバーやなどのジャズやフュージョンのミュージシ…

大変な名盤なのですが、ずっと廃盤です。残念。

Orleans『Orleans』(ABC DUNHILL RECORDS) 初期のメンバー。左から、ランス・ポペン(b,vo)、ウェルズ・ケリー(drms, vo)、ジョン・ホール(g, p, org, drms, vo)、ラリー・ポペン(g, p, org, vo)。 オーリアンズ。と言っても、もうほとんどの方にとっては「そ…

男泣き!

The Band 『Music from Big Pink』 19世紀末のアメリカからやってきたのではないかという風貌(リーヴォンを除くメンバーは全員カナダ人ですが)。 ロック史に燦然と輝く名盤。 あのエリック・クラプトンがクリームでの活動に嫌気がさしていた時にこのアルバ…

和みの傑作。というのはあるのですね。

John Sebastian 『Tarzana Kid』 ラヴィン・スプーンフルを呆気なく脱退してしまったジョン・セバスチャンの1974年のソロ作。 オッ、すごいマンドリンがうまいなあ。と思ってパーソネルを見てみたら、ライ・クーダー(笑)。 そりゃうまいわけですが、この作…

このバンドはもっと活動して欲しかったなあ。。

Lovin' Spoonful『Daydream』 タイトル曲はバンド名を知らなくても一度は聴いたことがあるほどの名曲。 それしても、これほど短命に終わってしまった事が惜しまれるバンドもないですね。 原因が麻薬がらみであった事がホントに残念です。。 ラヴィン・スプン…

ロックにおける贅沢。

Maria Muldaur『Waitress in a Donut Shop』 それにしても参加ミュージシャンの豪華さ! ベニー・カーター、ハリー・スイーツ・エディスン、レイ・ブラウン、ニック・デカロ、ジェフ・マルダー、エイモス・ギャレット、デイヴィット・グリスマン、ローウェル…